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2011.06.21

阿部さんとトウヤマさんの美しい夜

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6月19日。
京都の立誠小学校の校舎の中。
阿部海太郎さんとトウヤマタケオさんの「2台のピアノによる演奏会 in 京都」



2台のピアノを囲むように配された椅子に観客がまぁるく座る。
ざわついていた室内が静かになり、小さな拍手が入り口の方から広がる。
待ちにまったお2人の登場!  ・・・と思いきや、涼しげな水色のワンピースを着た小学校低学年くらいの女の子が2人現れ、きちんとピアノの前でおじぎした。
見守る観客席の空気がゆるむ。向かい合うピアノにそれぞれが腰掛け、見つめ合いうなづきながらカウント。曲名が出てこないけれど多くの人が当たり前に知っているような短いクラシックの曲が2曲演奏された。どこかたどたどしく、でもしっかりと意志を持った1音1音、年なんでしょうかね?涙が出そうになる。
演奏を終え、また来た時と同じようにきちんとおじぎをし少女が去っていくと、ハットをかぶった今夜の主役達が登場。
私の席はフタを開けてみると阿部さん側、目の前2メーター足らずの鍵盤の上を阿部さんの指が踊るように弾んだり、行ったり来たり・・・
2つのピアノの掛け合いの合間にトウヤマさんの足音や歌声、阿部さんの口笛が流れる。
開けられた窓からは初夏の夜の風が時折りやって来て・・なんてやさしい美しい夜。
思い出すと、1日経った今でも胸が高鳴り幸せな気持ちになる。
すべてが計算された音楽ホールでの音ももちろん美しいと思うのですが、窓の開かれた部屋に流れるピアノの音は外の空気とやわらかく混ざり合い、それはそれは美しい音なのでした。


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そして、
本編の最後には大きなピアノの足下に置かれた2つの小さなグランド?ピアノがトウヤマさんの手でセット。
主役の大人2人がピアノの下に潜り込み、すごいスピードで鍵盤から音を弾き出す。
今年は本当にステキな出来事にたくさん出会うのですが、昨夜の出来事は今のところ今年のBest of ステキっ!!

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この夜の終わりが名残惜しく、いつまでも会場をあとに出来ないでピアノの周りをうろうろしている時、またも胸に温かく切ないものが染み込んで、泣きそうになってしまいました。
この夜、阿部さんの弾いていたピアノは、今はもう小学校としての役目を終えた立誠小学校で使われていた一部の板が外れたり、鍵盤が黄色くなった古い古いピアノだったのです。

美しいものの価値って本当にどこにあるのか、それはまだなかなかうまく言葉にならず、1人1人それぞれのものでもあるのでしょうが・・・この夜、私の目の前で起こった出来事にその答えがたくさん詰まっていたように思えるのでした。

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この記事へのコメント
本日は 牡羊座の満月… 月のチカラとしか思えないタイミングでブログを拝見して コメントさせていただきました。
私も この日、同じ場所で素晴らしい体験をしました。
数多くのライブやコンサートにも行きましたが、こんなに素晴らしい音を楽しめたのは生まれて初めてです。
あのときの風、あのときの音、空気感、すべてが幻想的な時でしたね…
今でも深く心に染み渡っています。
あの感覚を思い出させて下さって ありがとうございました。
Posted by がこ at 2011.10.12 12:17 | 編集
がこ さま

あの夜のこと、がこさんのコメントでまた私も思い出すことが出来ました。ありがとうございます。 昨夜の満月はかわいかったですよね。 知らずに笑顔に・・心が和らぎました。 あのようなステキな時に、またどこかで出会いたいですね。
Posted by サブ at 2011.10.13 11:24 | 編集
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